トキハのサービス
トキハ産業では、これまでに名だたるメーカー様と数多くのブランド開発を行ってきました。開発において最も重要なのが、「ブランドの価値を理解する」スキル。コンセプトやメインターゲット、流通までを見通した深い理解の中で、お客様が求めるカタチを模索していきます。ブランド開発に対する深い見識があるからこそ、お客様ご自身が明確なイメージをお持ちでない場合においても、二人三脚でコンセプトを体現したデザインをご提案します。
創業から70年以上、家具製作に携わってきた確かな技術力だけではなく、機能や性能とうまく組み合わせたデザイン力の高さがあります。例えば、従来のオフィス家具とは一線を画す、木の温かみが感じられる木目調の質感と無機質な異素材の合わせやモダンな感覚を表現した先進的なデザインをはじめ、お客様の業種や個性、空間との調和を意識したモノづくりを大切にしています。
時代と共に、オフィスでの働き方も常に変化していくと考えています。私たちが手掛けるオフィス家具も、いかにして働く人々の想いや社会のニーズと歩調を合わせていくかを重要視しています。コロナ禍以降、働き方がさらに多様になった今、リモート会議の増加や防音ブースの必要性、または在宅ワーク用の家具など、これまでに無い使い方やアイテムを想像しモノづくりに向き合っています。
⼈は集中と休憩(リラックス)のサイクルによって、⾼い集中を維持することができるという研究があります。⾼い集中を促す環境を整えることと併せて、休憩やリラックスをするための環境が必要であると私たちは考えています。
⼈(個⼈)が有する知識には「暗黙知≒まだ具体的な⾔葉や形などで表現が難しい段階の感覚的な知識」と「形式知≒具体的な表現が可能で、既存の様々なフォーマットにのせて他者へ明確に伝えることが可能な段階の知識」があり、特に新しい価値を⽣み出す初期の段階(企画やひらめきの段階)は感覚的な部分が多いため「暗黙知」の状態であり、直接的なコミュニケーションによって、多くの情報共有が可能になります。
個々の仕事の⽣産性や、効率的なチームワークといったことはますます発展していきます。そのような中で私たちがあえて着⽬するのは、働く環境の中にある「余⽩」です。
この余⽩とは⾔い換えると、「SoloWorkとTeamWorkの間にある“間”のようなもの」であったり、「センターオフィスとアウトオブオフィス(オフィスの外)を繋ぐ“境界‧ハブ”的なもの」と⾔い表すことができます。今はあまり⾒なくなってしまいましたが、「たばこ部屋(喫煙ルーム)」や「井⼾端会議」的な空間こそが、ゆるやかに個⼈と組織‧外部を繋ぎ、個々のワークの中に余⽩を作り出してきたのではないかと考えています。
⽣産性や効率性を追い求めるあまり、個⼈そして組織にも余⽩≒余裕がなくなり、創造性が⾏き詰まってしまうのではないかと懸念しています。今こそ「あえて余⽩をつくる」ことが⼤切だと思うのです。
企業の⽅針の変更や、組織‧チーム編成の変化、⼈員の増減や、オフィスの分散化による再設計など、様々な変化が考えられます。
これからのオフィスは、そういった「変化を前提とした」柔軟性を持った環境であることが望ましいと私たちは考えます。
企業が世の中‧社会の⽬まぐるしい変化に合わせてトランスフォームしていくように、働く環境も共に変化していく必要があり、それを構成する家具にも同様に変化への適応機能が求められると考えています。
公共施設や商業施設においても空間デザインの重要性が高まっています。私たちは、自社独自の印刷技術を用いることによって、既存の材料や素材では表現できないデザインの家具を製作することが可能です。空間のコンセプトや世界観にピッタリ合うグラフィックで彩られた家具は、見る人にウキウキ感やワクワク感を与えてくれます。表面の意匠性だけではなく、立体的な形状もアレンジが可能です。お客様と、働く人たちにも特別な体験をして頂けるような「演出力」のある家具を提案いたします。
私たちの暮らしに大きな変化をもたらした新型コロナウイルスの流行。「私たちにできることは何か?」この問いへの答えにヒントがありました。新型コロナウイルスの流行に伴い、あらゆる場所で感染症対策が講じられましたが、そのほとんどが応急的な対策であったと思います。最低限の機能でひとまず導入するということがほとんどだったのではないでしょうか。しかし、ニューノーマルという言葉も生まれたように、これからの時代は未知の感染症やその他の有事を前提として考える必要があります。そのような中で私たちは、「家具としての”しつらえ”」を意識したものづくりで貢献したいと考えました。感染症対策としての機能はもちろんのこと、空間を構成する大事な一要素として、デザイン性や付加価値のあるアイデアを兼ね備えた家具やプロダクトを提案いたします。
三谷産業株式会社様が自社ビルをライブオフィスとしてリニューアルし、華々しくブランド家具を立ち上げるという大規模なプロジェクトに参加。
何度も三谷産業株式会社様(以下、三谷産業様)と顔を突き合わせ、新製品の開発を行いました。ライブオフィスという性質上、機能面はもちろん、三谷産業様が掲げるコンセプトを体現するデザインを構築するため、提案の際には可能な限りご要望を視覚化。打ち合わせの時点においても、三谷産業様が発するキーワードを組み合わせ、その都度モックアップ製作を行い、「このようなイメージでしょうか」と緻密にデザインを再現。
三谷産業様が求めるコトの本質を捉え、約2年という時間を掛けながら無事に約300坪ものオフィスに製品を納品しました。
トキハ産業が培ってきた技術やコンセプトワークの力を直接、メーカー様にご提案するステージとして「イノベーションオフィス展」に出展。働き方改革に根ざしたプロダクトやサービスが一堂に会する展示会において、“変化、刺激、活用、個と集団”をテーマにしたコンセプトモデルを展示。7種の異なるメラミン化粧板をまるでアート作品のようなデザインで魅せながら、高い精度で貼り合わせたテーブル。または、集団の中で集中力を高める円筒形の個別ブース。ほかにも、個とチームの境界がゆるやかにつながるアイテムや、新たな活用方法を提案する家具なども展示。この展示会でさまざまなお客様と出会い、数多くのオフィス家具を手掛ける契機となりました。
ニューノーマルな日常に必須の手指消毒液をより衛生的に設置するための「足踏み式」消毒液スタンドです。
応急的な備えとしてのスタンドではなく、設置空間に合わせた機能やデザイン性のある“家具としての”消毒液スタンドを企画・設計・製造いたします。標準品をベースに、お客様のご要望を叶える機能性、デザイン性を付加価値としてつけることが可能です。これまでに次のようなご要望を叶えてきました。・オフィスエントランスに設置するため、内線電話などが置けるよう棚板面を広く設けた形状・ロゴやコーポレートカラーに合わせたデザイン・保育園や幼稚園といった施設に設置するため、子供たちに合わせた消毒液スタンドの設計など。
お客様のご要望を叶えるオリジナルの消毒液スタンドを、製作いたします。