トキハのサービス
これまでに医療・福祉・保育分野において、さまざまなプロジェクトを手掛けてきました。医療施設では車輪の音が静かなナース用カートをはじめ、介護施設で飲み物などが地面にこぼれにくいテーブルなど。そうした数多の経験の中で、施設や現場の方々にとってどのような機能や利便性が必要かを熟知しています。そのスキルを総動員し、お客様や使用される方々が気付かれていないポイントをしっかりと踏まえ、ご提案に活かしています。
私たちが手掛けているのは、そのお客様が抱えている細やかな課題を解消する小ロットのモノづくりです。大量生産とは違い、より具体的なニーズが見えているからこそ、作業工程や材料を検討し、合理的な製造が可能。そのため、余分な費用や時間的コストを削減し、モノづくりを行うことができます。
一般のオフィスと比べ、配慮が必要な方々と関わるシチュエーションが多いため、支えるヒトも支えられるヒトも、共に輝けるデザイン性を大切にしています。丈夫さや機能性はもちろん、使用される方々がその家具に触れることで、思わずワクワク、ドキドキしたりしながら、空間で気持ち良く働けるように。ドラマや映画の小道具に使用されることも多いデザイン力の高さを、この分野にも惜しみなく注ぎ込んでいます。
保育の環境改善を提案します
こどもたちと見守る大人にとっての
〝やさしい将来(ミライ)〟の実現に向けて。
女性の社会進出・共働きの増加・待機児童問題・保育士不足・働き方改革といった世の中の流れに合わせて、保育のカタチにも「企業主導型保育事業」や「事業所内保育事業」といった新しいものが生まれてきています。
こういった流れを見ていると、「働く親御さん」と「その子どもたち」の距離感が近くなっていく方向性があるように思いました。私たちは、この「働くお母さん・お父さんがいる環境=仕事場・オフィス」と「子どもたちが過ごす場=保育の場」が限りなく溶け合う空間が今後増えていくのではないか、そんなミライを想像しました。
そのようなミライの空間においては、何が求められるのか?私たちがつくる家具はどうあるべきか?を皆さんと一緒に考えていきたいと願います。
保育の場と仕事の場が溶け合う流れの先に、もっと様々な要素がゆるやかに繋がる一種のコミュニティが作られていくミライを想像しました。
例えば保育環境の周りに、介護・障がい支援・医療・オフィス・カフェ・公園などといった多様な人々・空間・機能等が集まり、繋がることでコミュニティが形成されているイメージです。近年コミュニティに対する考え方は広がってきていますし、すでに様々存在していると思います。そのような多様性に溢れたコミュニティの中では何が必要とされるのか?そこで使われるプロダクトにはどのようなことが求められるのか?その問いに、皆さんと一緒に考えていけたら嬉しく思います。
ファーヌ技術は丸みを帯びたやさしいかたちを作ったり、水に強い家具を作ったりこれまでにないデザイン性を生みだすことができます。
家具に安全性・意匠性・機能性をもたせることができ、医療・福祉・保育環境にとても相性の良い技術になります。
現在、日本では諸外国に例をみないスピードで高齢化が進んでいます。
近い将来、現役世代1人当たりが支える高齢者が約1人という超高齢社会が到来するともいわれています。こういった時代変化の中で、私たちは「地域包括ケアシステム」に着目し、移りゆく環境変化の中でも、家庭的な温もりと優れたデザイン性を感じる家具の企画製造をいたしました。テーブル天板は独自のファーヌテックを活かすことで耐衝撃性や耐水性・縁材の剥がれにくさなど様々な機能性を向上。ファーヌテックの特徴である自由形状を活かし、エッジにこぼれ止めの立ち上がりをつけることも可能です。
また、硬度の調整も可能なため、当たりのやわらかい仕様を実現しました。
機能的で美しく、日々の生活に馴染む心地よい介護用家具シリーズです。