大阪工業大学大学院 産学連携
大阪工業大学大学院様との産学連携も順調に進み講義も5回目となりました。 今回は商品開発のプロを講師としてお招きし、実践で役立つ知識を盛り沢山でお送りして頂きました。
オフィス環境を作る実社会でのプロダクトデザイナーの話と合って学生の皆さんも興味津々。最初は緊張した面持ちでしたが、段々と場の空気も温まり、質問が飛び交うようになり、真剣に聞き入ってくださっていました。先生方もリアルな現場の話にご興味を持って頂けたご様子で、まるで学生の頃に戻った様に楽しそうに聞いてらっしゃる姿が印象的でした。人、モノ、時代を見つめ、長期で情報収集、整理、分析を行い、マーケットリサーチすることの大切さ、安全をいかに確保するかという、モノづくり奥深さと楽しさをリアリティ豊富にお伝えさせて頂きました。
学院生の皆さんに、社会に出ても経験を積まないと得られないような『生きた知識』をお渡しすることで、実際のマーケットと照らし合わせた商品開発を行い、商品企画・開発の知れば知るほど面白いモノづくりの世界を知って頂ける良い機会となりました。それにしても学生の皆さんの熱心な姿勢にこちらも身の引き締まる思いで、弊社の社員にとっても充実した時間となりました。作品が出来上がるのが楽しみでなりません♪
特別講師としてお招きした、望織意匠設計 須佐様は、プライム上場企業をはじめ多くの大手有名メーカーの商品開発にかかわり、デザイン、開発設計にとどまらず、特許、実用新案、意匠登録など、ものづくりの背骨といわれる部分を数多く手掛けていらっしゃいます。今回はオフィス家具工業会規格、JIS規格、SGマークなど大学院生様には聞き慣れないような内容をご教授頂きました。デザイン、設計の世界の奥行きの深さについて驚かされる内容で、時間がたつのも忘れる程でした。さすがに大阪工業大学院の院生さんたちはプロの話にもすぐに理解をし始め、中盤以降には質疑応答もかなり入り、講義が白熱していることを感じることができました。講義は残念ながら時間によって遮られ、知財権には及ばずいつか続きをお願いしたいところです。ただ、実社会での商品開発の実態を伺えたのがかなり大きな収穫となりました。